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「ポール・ケアホルム展」名古屋で開催中、”北欧デザインの奇才”の作品がずらり

2015/01/19

フリッツ・ハンセン社協賛のもと名作が勢揃い

2015年1月17日(土)から25日(日)まで、愛知名古屋ワイズカーサ ステューディオ 名古屋 丸の内店にて「Poul Kjærholm(ポール・ケアホルム)展」が開催されています。

ポール・ケアホルム(1929-1980)はハンス・J・ウェグナーボーエ・モーエンセンらとともに北欧デザインの黄金期に活躍し、奇才と呼ばれたデンマークの家具デザイナーです。

当時の北欧家具で主流だった「木製で滑らかな曲線を表現する」というスタイルに対して、ケアホルムはスチールなどの金属を用いながら、シャープで直線的なデザインを生み出したことで、独自の存在感を発揮していました。ケアホルムのデザインした家具は、彼のイニシャルから「PKシリーズ」と呼ばれます。

現在では、フリッツ・ハンセン社がポール・ケアホルム財団より販売製造権を取得し、PKシリーズのほぼすべてを同社から販売。今回開催される展示販売会では、フリッツ・ハンセン社協賛のもと、ケアホルム作品のなかでも名作と名高い「PK22」(1956年)や、ケアホルムのデザイン哲学が極まったデザインアイコン「PK80」(1957年)など8モデルをラインナップ。ボリューム・空間構成ともにみごたえのある展示となっています。

また、期間中はPKシリーズ購入者への特典も用意されています。

ケアホルムは2000年代以降に再評価が進み、いまや北欧デザイン史を語る上で欠かせない存在となりました。名古屋で同氏の作品をまとめて見ることのできる本展示販売会、ぜひチェックしてみてください。



開催中の会場の様子。

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「PK22」ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアを意識して作られたと言われています。1957年のミラノ・トリエンナーレでグランプリを獲得し、ケアホルムの名前を一躍有名にした出世作。

「PK11」半月型のアームが特徴。木部はアッシュ材のラッカー仕上げで、シートは数種のレザーから選べます。

「PK33」取り外し可能な革張りクッション付きスツール。ベースはマットクローム・スプリングスチールの3本脚です。

「PK9」独特な脚のフォルムがチャームポイント。ケアホルムの妻が砂浜に腰掛けたときにできた跡にインスピレーションを得てデザインされました。

「PK71」ネストテーブル。テーブルトップはアクリルでブラック、ホワイトの2色展開。フレームはサテン仕上げのステンレススチール製です。

「PK80」MoMAでも使われている洗練された革張りベンチ。ケアホルムの名前は知らなくとも、このベンチの姿をどこかで見かけたことがある人も多いはず

「PK31」革張りのリビングチェア。フレームはマットクローム・スプリングスチール製です。チェアタイプのほか、2人掛け、3人掛けタイプもあります。

「PK61」ステンレススチール製の脚にスクエアのトップをのせたリビングテーブル。素材はスレート、大理石、御影石、ガラスの4種類があります。幾何学的な脚の組み方が特徴です。どこか日本の畳の組み方にも似ています。
Poul Kjærholm(ポール・ケアホルム)展
会期:2015年1月17日(土)~25日(日) 11:00~19:00 ※水曜定休
会場:ワイズカーサ ステューディオ 名古屋 丸の内店
入場:無料
展示品:PK22、PK9、PK11、PK61、PK80、PK31、PK33、PK71

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