フグレンによるノルウェーデザインの復刻!「NORWEGIAN ICONS」本格始動
2014/08/08
当時の生産工場にて名作チェアを復刻生産
ノルウェーのデザインを世界に向けて発信するブランド「NORWEGIAN ICONS(ノルウェージャン・アイコンズ)」が、いよいよ日本で本格展開を開始しました。
近年のスカンジナビアンブームにより注目を集めている北欧各国のデザインですが、ノルウェーのデザインはこれまであまり紹介されずにいました。
そこで2013年より、ノルウェーのオスロおよび東京を拠点とする老舗カフェ・FUGLEN(フグレン)が母体となり、ミッドセンチュリー期を中心にその時代のアイコンとなったノルウェーデザインとプロダクトを世界へ発信する展覧会を開催。「NORWEGIAN ICONS(ノルウェージャン・アイコンズ)」と題したこの企画は、オスロから東京、NYを巡回し、各地で大きな反響を呼び、注目と関心を集めました。
▽ノルウェーデザイン展「NORWEGIAN ICONS」レポート
新たに始動した展覧会と同名のブランド「NORWEGIAN ICONS(ノルウェージャン・アイコンズ)」では、独自の審美眼をもってセレクトしたヴィンテージ家具を復刻生産。当時の優れたデザインをかつての生産工場で製造するほか、ノルウェーの若手デザイナーが新たに発表する照明などをランナップしています。
Hans Brattrud(ハンス・ブラットルゥ)が1960年にデザインしたScandia chairシリーズの「Scandia Junior」。国際的に希少でヴィンテージ品もコレクターらに高い人気を誇るアイテムです。波打つような絶妙なカーブを用いたデザインは、生産にも高い技術を要します。
写真左:Hans Bratturud(ハンス・ブラットルゥ)によるイージーチェア・Scandia Senior。
写真右:Sven Ivar Dystheによるアームチェア・Planet chair。
写真左:Fredrik Kayserが1960年にデザインしたアームチェア・711。Fredrik Kayserによる最も美しいチェアの一つと評されています。
写真右:Sven Ivar Dystheが1968年にデザインしたチェア・POP CORN。
高度な技術を要するデザインもそのまま復刻。ノルウェーのものづくりの技術にも注目が集まりそうです。
最終的にはノルウェーデザインの初期から現代までを網羅し、ノルウェーデザインアーカイブとして機能していくことを目指すというノルウェージャン・アイコンズ。日本での本格始動により、ノルウェーのデザインに触れられる機会も増えそうです。今後の展開に期待が高まります。
問合せ:Fuglen Tokyo / 03-3481-0884
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