針葉樹とは
2013/04/26
針葉樹
(しんようじゅ / シンヨウジュ)
裸子植物門球果植物網の樹木。英語名「conifer」。
冷帯から温帯北部を中心に世界に広く分布しており、常緑性の常緑針葉樹と落葉性の落葉針葉樹とがある。常緑針葉樹はクロマツやアカマツ、スギ、ヒノキなど、落葉針葉樹はメタセコイヤやカラマツなど。
組織構造は単純で樹液を運ぶ道管がなく、木繊維の約95パーセントが細い径の仮道管となっている。広葉樹は重くて硬いのに対して、針葉樹は軽くて柔らかいため加工がしやすい。年輪がはっきりしており木目も明瞭で、明るい淡色が多いため、着色をしないで明るく仕上げることが多い。また、滑らかな樹種が多いため、広葉樹より少ない塗装過程で仕上げることができる。肌触りがよいためフローリングにもよく用いられるが、柔らかい材質のため、傷がつきやすい。
類義語
conifer