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「濱田窯・在る日の益子」展が開催中、貴重なヴィンテージや家物の陶器が並びます

2018/04/29

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濱田庄司の登り窯から生まれた新作も

2018年4月27日(金)から5月6日(日)まで、東京新宿の「BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO」にて「濱田窯・在る日の益子」展が開催されています。

本展は人間国宝の陶芸家・濱田庄司が生前に使用していた登り窯に火を入れる「濱田庄司登り窯復活プロジェクト」を受けて開催されるもので、同プロジェクトは2015年に続き2回目。陶器の産地である、益子市と笠間市の陶芸家が参加し、交流が行われました。

fennica(フェニカ)ではプロジェクトに参加した一部の作家による作品のほか、濱田窯で眠っていたヴィンテージアイテムや、濱田庄司とその次男・濱田晋作、孫の濱田友緒による作品、fennica別注のアイテムなどが販売されるそう。

益子焼の歴史のなかでも、民藝運動の一環としても、重要な役割を果たしてきた濱田窯。今回は新旧の益子焼に触れ、手に入れるまたとないチャンスです。

復刻シリーズなら数千円から、作家ものでもなかには1万円代で購入できるものもあります。土の質感を感じられる益子焼ならではの風合いを、ぜひ直接ご覧になってみてください。

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濱田庄司 藍鉄塩釉扁壷 40万円(税抜)/掛合釉方瓶 70万円(税抜)

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濱田晋作 地鉄絵湯呑 3万5000円(税抜)/掛合釉花瓶 28万円(税抜)

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濱田友緒 鉄塩釉刷毛目文打マグカップ 1万円(税抜)/藍鉄塩釉鎬花瓶 4万円(税抜)

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濱田窯 ヴィンテージ復刻シリーズ 2300円(税抜)~ 各2色展開

▽登り窯復活プロジェクト 参加作家の一部アイテム
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島岡 桂
1978年 栃木県益子町に生まれる。先代(島岡達三)が考案した「縄文象嵌」という技法を引き継ぎ、自分なりの土・釉薬・焼成法を試しながら作陶している。 表面に凹凸のあるデザインや、独特な成形が特徴で各地にて個展も行っている。

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阿部 智也
高校の在学中に、噴火後の復興の一環として何か特産物作りが出来ないかと考え、焼き物の道を目指す。噴火で得た火山灰や溶岩を釉薬として使用していた。現在は益子に移住し、日常的に違和感なく使ってもらえるよう 装飾に頼らない器づくりを続けている。

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加守田 太郎
1963年益子町生まれ。高名な陶芸家であった父・加守田章二の影響を受け、1983年作陶を開始。現在も全国各地で個展を開くなど精力的に活動中。「図形を書くのが浮き」という加守田太郎さんの作品は、青を基調にした独特な絵柄が魅力的。子供のために作ったという益子焼のミニカーも人気。

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木村 文子
大阪芸術大学で陶芸を学び、現在は益子で陶芸家として活動。キャリアも長く、濱田友緒さんをして「独自性もありながらとても益子らしい作家」と言わしめる人。表現の幅も広く日常使いできる作品はとても人気が高い。
濱田窯・在る日の益子
会期:2018年4月27日(金)~5月6日(日)
会場:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO / 東京都新宿区新宿3-32-6
取扱アイテム:濱田庄司登り窯復活プロジェクトに参加した12名の作品
       濱田庄司・濱田晋作・濱田友緒
       濱田窯 ヴィンテージ
       濱田窯 × fennica 別注アイテム
       その他、益子で活動する作り手の作品(木漆工芸家 松崎修、大誠窯 大塚誠一、室田窯など)
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:Tadasuke Shiomi

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