フィン・ユール復刻作品を集めた「Leaning from Finn Juhl」展、新宿で開催
2016/04/27
カーフマンテーブル(1945)
エドガー・カウフマン Jr. に敬意を込めて命名。脚部の貫には真鍮のプレートが埋め込まれています。
エドガー・カウフマン Jr. に敬意を込めて命名。脚部の貫には真鍮のプレートが埋め込まれています。
再現不可能とも言われた名作家具が復刻
2016年4月28日(木)から7月12日(火)まで、東京・新宿のノルディックフォルムにて「Learning from Finn Juhl展」が開催されます。
本展は、デンマークの家具デザイナーの巨匠の一人、Finn Juhl(フィン・ユール)による作品約25点が展示される企画展。
フィン・ユール作品といえば、モダンアートから強く影響を受けた大胆な構造と繊細なディティールが特徴。1940~50年代にデザインされた名作の数々は、屈指の美しさを誇りながらも、製造現場の職人たちから敬遠されるほど製造が難しいものでした。
近年、家具製造の技術が向上しフィン・ユール作品の量産体制が徐々に整ってきています。再現不可能とも言われた名作家具が復刻され始め、そこには日本の職人技も活かされているそう。
今回の展示では「チーフティンチェア」「エジプシャンチェア」「カーフマンテーブル」など復刻アイテムを中心にラインナップし、リペアの実演や家具作りに関するトークサロンも併せて開催。北欧家具デザインでもひときわ異彩を放つフィン・ユールのデザインマインドに迫ります。
会期は前期が4月28日(木)~5月31日(火)、後期が6月2日(木)~7月12日(火)となっており、展示品の入れ替えが予定されています。スケジュールをチェックしてぜひお出かけください。
写真左:エジプシャンチェア(1949)
古代エジプトの設計原理と近代的な航空機や自動車などの理念が融合したデザインと言われています。
写真右:チーフティンチェア(1949)
民族的な武具をモチーフにしたチェア。木製フレームの製造には高度な木工技術が要求されます。
古代エジプトの設計原理と近代的な航空機や自動車などの理念が融合したデザインと言われています。
写真右:チーフティンチェア(1949)
民族的な武具をモチーフにしたチェア。木製フレームの製造には高度な木工技術が要求されます。
サイドボード(1955)
脚部が細く、宙に浮いているようなデザイン。引き戸や内部の引き出しにビビッドな色使いが施されています。2012年に復刻。
脚部が細く、宙に浮いているようなデザイン。引き戸や内部の引き出しにビビッドな色使いが施されています。2012年に復刻。
Learning from Finn Juhl
会期:
前期:2016年4月28日(木)~5月31日(火) 10:30~19:00
後期:2016年6月2日(木)~7月12日(火) 10:30~19:00
※水曜休館(祝日を除く)
会場:ノルディックフォルム
会期:
前期:2016年4月28日(木)~5月31日(火) 10:30~19:00
後期:2016年6月2日(木)~7月12日(火) 10:30~19:00
※水曜休館(祝日を除く)
会場:ノルディックフォルム
▽連動企画
ペリカンチェアのボタンの付け替え実演
日時:2016年5月3日(火) 14:00~15:00
講師:東加工所 太平洋
トークサロン「いいものを作るための心得」
日時:2016年6月4日(土) 14:00~15:30
講師:ヒノキ工芸 戸澤忠勝
参加費:無料 ※事前申し込み制・定員20名
日時:2016年5月3日(火) 14:00~15:00
講師:東加工所 太平洋
トークサロン「いいものを作るための心得」
日時:2016年6月4日(土) 14:00~15:30
講師:ヒノキ工芸 戸澤忠勝
参加費:無料 ※事前申し込み制・定員20名
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:塩見直輔
Edit:塩見直輔
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