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3月12日(日)まで開催中、鹿児島睦展をフォトレポート!

2017/02/27

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2017年3月12日(日)まで福岡県天神で「鹿児島睦の図案展」、太宰府で「鹿児島睦の造形展」が開催されています。陶芸家でアーティストの鹿児島睦(かごしままこと)が地元・福岡で開催する初の大規模展です。

地元・福岡で「鹿児島睦の図案展」開催、太宰府天満宮宝物殿で関連展も

この度、開催中の2つの鹿児島睦の展覧会から会場の展示を紹介する写真が届きました。器を、そして二次元を飛び出した力強くも温かいモチーフが舞い迫る、鹿児島睦の集大成(の一部)をご覧ください。

▽鹿児島睦の造形展
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インスタレーションのメインとなるのは、高さ2メートルもの積層段ボールで作られた梅の木。

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本展のために陶で表現した梅の造形を拡大したもので、作品の質感を想起させる段ボール製の梅の庭を回遊しながら、鹿児島睦の造形表現の愉しさを間近で感じることができる初の試みとなります。

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鹿児島睦氏
福岡生まれ。美術大学卒業後、インテリア会社に勤務しディスプレイやマネージメントを担当。2002年より、福岡市内にある自身のアトリエにて陶器やファブリック、版画などを中心に制作。日本国内のみならず、L.A.、台北、ロンドンなどで個展を開催、近年では世界中にファンが広がっています。作品制作の他、国内外のブランドへ図案の提供も行っており、陶器にとどまらず、ファブリックやペーパーなど様々なプロダクトを発表。また、国際的なアートプロジェクトへの参加や、空間への壁画制作など活動の幅は多岐に渡ります。

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太宰府天満宮境内のおよそ200種、6000本の梅の木のさまざまな立ち姿を鹿児島氏が解釈し、斬新にデフォルメされた梅の木になりました。

 
 
▽鹿児島睦の図案展

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ウッドブロックプリントのファブリック用に描かれた図案が壁から床にかけて貼り出されている。

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「鹿児島睦の作品世界の魅力は図案にある」としてその魅力をひもといてきた「鹿児島睦の図案展」。そのきっかけとなったのは、お皿に描かれた図案でした。鹿児島睦の作家活動の原点でもある陶芸作品の中から、さまざまなお皿を展示。

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本展のために制作された、全て違う絵が描かれた88枚の器が壁一面を飾っている。

 
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2013年から4回にわたり、東京・青山のdoinel(ドワネル)で開催された「鹿児島睦の図案展」のアーカイブ。写真左は2013年に発表したポスター、写真右は2016年に発表したZUAN LETTERS。ポスターとステッカーとして商品展開されている他「Z」「U」「A」「N」の4文字は展覧会オフィシャルトートバッグに施され、三菱地所アルティアム限定で販売。
鹿児島睦の図案展
会期:2017年1月28日(土)~3月12日(日) 10:00~20:00
会場:三菱地所アルティアム/福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8階
入場料:一般400円、学生300円、高校生以下無料 ※再入場可

 

鹿児島睦の造形展
会期:2017年1月28日(土)~3月12日(日)9:00~16:30(入館は16:00まで)※月曜休館
会場:太宰府天満宮宝物殿 企画展示室/福岡県太宰府市宰府4-7-1
観覧料:一般400円、高大生200円、小中生100円
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:Tadasuke Shiomi

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