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日用品の美しさを再発見「用と美のこころ 民藝展」、東西4か所にて開催

2014/09/18

日本橋、横浜、京都、大阪の高島屋を巡回

2014年9月10日(水)より、全国4か所の高島屋にて「用と美のこころ 民藝展」が巡回開催されます。

1934年、東京の高島屋にて「現代日本民藝展覧會」が開催され、当時大きな反響を呼びました。「現代日本民藝展覧會」は、柳宗悦らが全国を訪ねて蒐集した民藝品1万数千点を展示販売した大規模な企画展。その開催から80年となる今年、東京日本橋の日本橋高島屋を皮切りに、横浜京都大阪を巡回して本展が開催されます。

今回は、柳宗悦や河井寛次郎の提唱を受け民藝を実践していった芹沢銈介や池田三四郎による松本民藝家具のほか、柳の本流を今なお受け継ぎ実践し続ける全国各地の工房の品々が一堂に集結します。

芹沢氏が描いたデザインをベースに、松本民藝家具が製作する「型角脚バタフライテーブル」や、昭和初期、柳宗悦が目を留めたことから始まった「倉敷緞通」の織物、随筆家・白洲正子も愛用したという愛知県瀬戸市の「瀬戸本業窯」による焼き物、静岡県静岡市の「型染」などが展示販売されます。

近年、日本の手仕事や民藝に国内外の幅広い世代から注目があつまり、日用品の中に宿る「用の美」が改めて認識されています。80年を経て、高島屋により再度蒐集された民藝品の数々。脈々と受け継がれてきた本物の美しさをぜひ、その目で確かめてください。


写真左:現在も二人がかりで手織りされている、岡山県倉敷市の「倉敷手織緞通」。芹沢銈介によるモダンな図案で、今なお色褪せない魅力と実用的な機能性を持ち合わせています。
写真右:岡山県倉敷市の「倉敷ノッティング」。民藝運動家であり染織家の外村吉之介が考案した織機で織られた椅子敷は、あたたかみのあるモダンなデザインも魅力の一つです。


写真左:愛知県瀬戸市の「瀬戸本業窯」。右の「馬の目」は、随筆家の白洲正子にも愛用された逸品です。
写真右:富山県富山市の「八尾和紙」。すべての工程が手作業で行われる、江戸時代から伝わる伝統工芸。芹沢銈介の型染の影響が特徴的です。


写真左:柳が世界一の民窯と絶賛した大分県日田市の「小鹿田焼」。近年、日本を代表する民窯の里として注目を集めています。
写真右:静岡県静岡市の「型染」。芹沢銈介の弟子・大橋秀雄は今なお芹沢氏に倣い、その作業工程の全てを自身で行っています。


写真左:昭和6年、民藝運動指導者の一人・濱田庄司が益子に移住して開業した栃木県益子町の「益子焼」。
写真右:昭和23年、民藝運動に共鳴した地元の若者たちが、濱田庄司や河合寛次郎の指導を仰ぎながら開窯した島根県出雲市の「出西窯」。

倉敷手織緞通による「2畳敷」。柳宗悦が名付け、芹沢銈介がデザインしたという作品。植物性素材のため、ほこりが立ちにくく蒸れにくい機能性もあり、まさに「用の美」を備えた人気のアイテムです。

用と美のこころ 民藝展
2014年9月10日(水)~9月23日(火・祝) 日本橋高島屋 8F催会場 ※23日(火・祝)は最終日のため18:00閉場
2014年9月25日(木)~9月29日(月) 横浜高島屋 8F催会場
2015年1月7日(水)~1月12日(月・祝) 京都高島屋 7F催会場
2015年1月21日(水)~1月26日(月) 大阪高島屋 7F催会場

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