あなたにピッタリの家具・インテリアを

※掲載価格・表記は掲載当時のものです。

RSSフィード

名作「エッグチェア」が大変身! 3名のファッションデザイナーが張地をデザイン

2019/04/04

orimonoyano-kokoromiten_2019_fritz-hansen_01
 
2019年3月28日(木)から4月7日(日)まで、東京表参道の「フリッツ・ハンセン 青山本店」にて「織物屋の試み展 – ファッションデザイナー編 -」が開催されています。

老舗織物メーカー・川島織物セルコンと、デンマーク高級家具ブランド・Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)とのコラボレーション企画。新進気鋭のファッションデザイナー、青木明子(AKIKOAOKI)氏・井野将之(doublet)氏・堀内太郎(TARO HORIUCHI)氏がデザインした張地を纏った名作エッグチェア」が、三氏の服と共に展示されます。

3名のファッションデザイナーは、川島織物セルコンの技術やアーカイブからインスピレーションを得て張地をデザイン。伝統的な技法と現代の感性が合わさり、新たな織りの表情をまとったファブリックが仕上がっています。張地ひとつで、これまでにない佇まいに変身した「エッグチェア」をぜひ間近にご覧ください。

orimonoyano-kokoromiten_2019_fritz-hansen_02

青木氏は、引箔(ひきばく)と紋(もん)ビロードという織物技術を併用することで「見る角度で色が変わる」と「透明感ある反射」の2つを両立。透明感を出すためにレンズシートを採用し、美しく見える組織・色を実現しています。

orimonoyano-kokoromiten_2019_fritz-hansen_03

レンチキュラーシートを引箔で織り込むことで、井野氏は自身のブランドでも多く使用する「見る角度で変化がある」素材の織物バージョンに挑戦。見る方向によって、ジャカード布張り椅子に見えたり、革張りのソファや木のベンチに見えたりします。

orimonoyano-kokoromiten_2019_fritz-hansen_04

織物の歴史と工程そのものに着目した堀内氏のデザイン。職人による下絵がインスピレーションの元で、アーカイブの中から選んだデザインを再構成・リデザインし緞帳用の織機で製織しました。
織物屋の試み展 – ファッションデザイナー編 -
会期:2019年3月28日(木)~4月7日(日) 12:00~18:00
会場:フリッツ・ハンセン 青山本店
張り地デザイン:青木明子(AKIKOAOKI) / 井野将之(doublet) / 堀内太郎(TARO HORIUCHI)
Writing:大川晶子
Edit:塩見直輔

関連記事