Untitled
2014/10/27

コメント
- Tomoji Oya

- Soji Shimizu (TOKYO)
-
Untitled
Tomoji Oya
simon klenell
『枠と境界線とその関係性』
何かをつくるとき、マテリアルを選ばなければならない。マテリアルを選ぶとき、そのモノがそれによって分類されてしまうほどの決定的な属性を与えることになる。
この「Untitled」はオーソドックスなペインティング;木枠に張られたキャンバスの表面がペイントされ木製の額に収まっている、といった構造をもつ。
キャンバスの画面は大きく3つに分かれ、それぞれ油絵具/アクリル絵具/壁塗装用のペンキとなっており、そのどれかに統一されることを拒否しつつ各々の役割を果たしている。また油絵具部分の下層には、一度焚き火の絵が描かれたが、痕跡を少しだけ残しながら塗りつぶされている。
ペンキの進入を許すために切断された額には溝のあるフローリング材を使用している。額と床の二つの属性をもつ存在は視点を一つに留めない。
「Untitled」はこういった、火を点けてすぐに水を掛けるような行為の集合である。
アイテム詳細
アイテム名 | Untitled |
---|---|
作家名 |
|
サイズ | 66.4 x 55.8 cm |
素材 | oil colour, acrylic colour, paint on canvas, wood, flooring |
『枠と境界線とその関係性』
何かをつくるとき、マテリアルを選ばなければならない。マテリアルを選ぶとき、そのモノがそれによって分類されてしまうほどの決定的な属性を与えることになる。
この「Untitled」はオーソドックスなペインティング;木枠に張られたキャンバスの表面がペイントされ木製の額に収まっている、といった構造をもつ。
キャンバスの画面は大きく3つに分かれ、それぞれ油絵具/アクリル絵具/壁塗装用のペンキとなっており、そのどれかに統一されることを拒否しつつ各々の役割を果たしている。また油絵具部分の下層には、一度焚き火の絵が描かれたが、痕跡を少しだけ残しながら塗りつぶされている。
ペンキの進入を許すために切断された額には溝のあるフローリング材を使用している。額と床の二つの属性をもつ存在は視点を一つに留めない。
「Untitled」はこういった、火を点けてすぐに水を掛けるような行為の集合である。