
バロック様式とは
2013/04/15
バロック様式
(ばろっくようしき / バロックヨウシキ)
バロック様式とは、ポルトガル語のバロック(barroco)からきた語句で、いびつな宝石や真珠の意味である。
16世紀末ごろにローマ・フィレンツェなどで誕生し、建築だけでなく絵画や文化、音楽や彫刻といったあらゆる面での芸術において多用なものを指すことができる。シンメトリーや直線の構成という決まった概念はなく、比較的自由な建築様式であると言えるだろう。
バロック様式の特徴としてあげられるのが、当時の権力や豪華さを表すために建物の規模が大きく、内部装飾においても彫刻や絵画などを混用した豪華絢爛な造りであるということ。始めはその過剰な装飾を蔑称するためにバロック(いびつな宝石や真珠)という意味で使われていたが、豪華でありながら古典的なその様式は多くの支持を得、17世紀後期に最盛期を迎えた。
類義語
バロック建築