
ゴシック様式とは
2013/04/15
ゴシック様式
(ごしっくようしき / ゴシックヨウシキ)
12世紀後半からパリで興り、およそ16世紀に至るまでヨーロッパ各国に広まった、ロマネスク様式に次ぐ建築、美術、家具の様式。
パリのノートルダム大聖堂に代表されるように、尖塔アーチ及び交差リブヴォールドと呼ばれる構造が特徴的で、洗練された壮麗な建造物が多い。装飾としてはラテン十字やステンドグラスなどが見られる。こうした教会建築の装飾系の高まりを受け、内部空間にも華麗なものが多くみられた。家具にも聖堂建築の影響が大きく、富と権力が象徴され、重厚感のあるスタイルで、強い垂直ラインや豪華な彫刻装飾が用いられるようになった。
モチーフとしてはとくにゴシック様式のリネンフィールド(ひだ形飾り)などが家具の装飾に使われる。
類義語
ゴシックスタイル