
ルネサンス様式とは
2013/04/15
ルネサンス様式
(るねさんすようしき / ルネサンスヨウシキ)
15世紀にイタリア中北部の大都市を中心にして興った美術・建築様式をルネサンス様式とよぶ。ルネサンスとは再生・復活を意味する語で、古代ギリシア彫刻のような完璧に調和のとれた人体美、より人間らしい表現方法などが模索された。
建築の分野では、垂直線を強調するゴシック様式から離れ、水平線や半円を取り入れた軽快でバランスのとれた建築物がつくられた。イタリアにおける代表作は、ブルネッレスキの設計によるフィレンツェ大聖堂の天蓋で、量感と優美さと均衡を備えている。16世紀には他のヨーロッパ地域にこの様式が伝播し、北方ルネサンス様式を生み出すことになる。また19世紀の新古典主義の時代には、古代美術を再評価した運動として再認識された。
類義語
ルネサンス