
ジャコビアン様式とは
2013/04/15
ジャコビアン様式
(じゃこびあんようしき / ジャコビアンヨウシキ)
エリザベス様式に次ぐ、ジェームス1世の治世期間に発展したと言われる、17世紀前半のイギリスのルネサンス期の建築、美術、家具の様式のこと。「ジャコビアン」という名称は、ジェームス1世のラテン名「Jacobus」に由来している。
大陸からの影響や、職人たちが細工の発展に貢献して発展したこともあり、直線的で力強い重厚感があり、家具ではオークが多様され、ねじり棒型やボールをいくつも繋げたようなボビン型挽物(ひきもの)などの新しい細工が脚に施されるといった特徴が見られる。単一模様や連続文様のレリーフなどの装飾も多数用いられた。
ウェインスコットチェアと呼ばれるパネルを組み合わせた椅子は、ジャコビアン様式の代表的な家具。
類義語
ジャコビアンスタイル