
チッペンデール様式とは
2013/04/15
チッペンデール様式
(ちっぺんでーるようしき / チッペンデールヨウシキ)
イギリスの家具デザイナーであるトーマス・チッペンデール(1718年~1779年)が創りだした家具様式のこと。
従来は王族・貴族のための芸術品という側面があった家具が、市民階級のために量産されていく過渡期に、美しさと合理性を兼ね備えた様式が誕生した。それがチッペンデール様式で、マホガニー材の多様とロココ様式にゴシック様式やシノワズリなどを調和させた、華麗さと実用性を両立した意匠が特徴。特にチェアが有名で、脚部はカブリオールレッグ(猫脚)でボール&クローフッド(脚の先端部が玉をつかんだ鳥や動物の爪の形をしているもの)、背もたれはリボンの結びを模した透かし彫刻のデザインが特徴。
「チペンデール様式」とも言う。
類義語
チッペンデールスタイル、チペンデール様式