
籐とは
2013/04/15
籐
(とう / トウ)
熱帯や亜熱帯、主にインドネシアに自生するヤシ科の植物。英名は「rattan」。太さ3~15mmで他の樹木に絡み付きながら成長していく。表皮にはトゲがあり、「植物の中で最も丈夫」といわれるほど堅牢な繊維を持つ。中には長さが100mを越えるものもある。
軽量で柔軟性があり丈夫なので、木材の代わりとして家具などに使われる。通気性、吸湿性に優れているので室内環境を保ってくれる効果もある。メンテナンスをこまめに行えば半永久的に使うことができる素材。
日本でも1000年以上前からあったが、当時は弓や長刀など武器や建築の一部に使われていたのみで、家具として活躍しはじめたのは明治時代から。近年、環境に優しい素材として人気を集めている。
類義語
ラタン