
漆塗りとは
2013/04/15
漆塗り
(うるしぬり / ウルシヌリ)
ウルシ科の落葉高木より採れる樹液から作られた塗料を器などに塗る仕上げ技術。またはその工芸品を指す。
アルカリ性、酸性、水分、熱に強く、丈夫に仕上がる。独特の光沢が美しい。また、化学塗料に比べても性能が良いが価格は高めになる。塗り方には様々な手法があり、生漆を何度も擦り込んでいく「スリ漆仕上げ」や、漆を擦り込んだ後に研磨する作業を繰り返すことで光沢を出す「蝋色塗」、色を付けた漆を塗った後に半透明な漆で仕上げる「木地溜塗り」などがある。漆自体の美しさを楽しめる物から、木目を活かし漆で光沢を出したものなど様々。
うるしの主成分であるウルシオールが皮膚に付くと、皮膚のタンパク質と反応しかぶれることがあるが、十分に乾燥していれば問題ない。
類義語
漆塗装、漆