オーナーズレビュー
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プリミティブな存在感がインテリアの雰囲気を格段にアップさせてくれます。デザインもそうですが、ウォールナット無垢材の存在感/重量感が放たれており、迫力のあるプロダクトだとおもいます。
で、実用性ですが・・・・実用性・・・・そんな瑣末な事を気にしてはいけないと思います。自宅パーティーで足りなくなったダイニングチェアを補おうとこのスツールを持ち出しても、座面が他のチェアより6~7cm低いため、このスツールに着席された方だけやけに身体が沈んでいて、ダイニングテーブルがやけに高い位置にあるというちょっと滑稽で悲しい状況になります。コーヒーテーブルとして使おうとしても、上部の座面はすり鉢状に窪んでおり、飲料をこぼさないように水平に保つにはくぼみ部分の中央一点にしか使えません。
でも、実用性に乏しいとしても、このプロダクトの価値が損なわれることは全くありません。
オブジェと考えるべきです。そうすると唯一無二、他では代替できないプロダクトと言えます。置かれている家具全てにガチガチに役回りが割り振られているインテリアって窮屈に感じませんか?何に使っているのかよく分からない、なくなっても生活に支障はない、でもそういう遊びのようなものがあることが豊かさにつながる、そんな考えがよろしいかと思います。
実際、このスツールはなくなっても私の生活に支障は出ませんが、確実に生活が貧相になったように感じて生きていくためのテンションが下がります。我が家ではオブジェと考えて、面白い造形の多肉植物とかを乗せる飾り台としています。
無垢と言いましたがほぼメンテナンスフリーです。かなり分厚いウレタンでコーティングされています。分厚すぎるため、角度によっては光が白く反射して、ウォールナットの幽玄な木目を部分的に白飛びさせて見えなくします。昨今はオイル塗装またはオイルと遜色ないウレタンの薄塗りが広まってますので、木目がコーティングで白飛びして見えなくなるなんてことはありません。そういったウォールナット家具と並べてみると塗装の厚さの違いにより違和感を感じるかもしれません。(ウォールナットの樹種で家具を揃えるような場合は比較した方が良いかと思います)
傷などは物とかを乗せる座面上部で顕著になります。我が家では子供たちが座面のすり鉢状の窪みを利用してベーゴマ対決などしたため、結構ガタガタになっています。(コマ対決には本当にベストな形状です)
ですが、流石は無垢です。経年変化は劣化とはならず、美しく時の経過を蓄積します。購入時の新品状態がマックスではなく、購入した方との付き合いを通して新しく魅力が花開くプロダクトだと思います。このレビューは参考になりましたか?
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