陶芸家・小野哲平の作品800点「OPENNESS 器はひらかれている TEPPEI ONO」
2015/10/23

2015年10月24日(土)から11月17日(火)まで、東京・青山のCIBONE Aoyamaにて「OPENNESS 器はひらかれている TEPPEI ONO」が開催されます。
陶芸家・小野哲平の作品800点を展示・販売する企画展。「鎌倉・うつわ祥見」のショップオーナーでもある祥見知生さんが器のディレクションを務めました。
小野さんの作品の魅力は、土の力強さと温かさを感じられること。シンプルなので日々の食卓で飽きずに使い続けられ、和洋中と様々な料理に合うのもポイントです。
展示は大皿をはじめ、鉢、飯椀、取り皿、カップ、ワインクーラーなどのテーブルウェアのほか、花瓶や壺も揃う充実のラインナップ。どれでも自由に触れて見ることができるので、自分の手にしっくり馴染むものを選ぶことができます。
また、新しく作った器と、小野さんの自宅で長年使われた器が一緒に展示されているのも見どころの1つです。小野さんは自身がつくる器について「使い手が使い続けることで美しさが増し、完成していくもの」と語っており、新旧の器を見比べればその言葉を実感できるはず。
このほか、小野さんの作陶風景を撮影したムービーやインタビューなどが掲載された冊子の配布など、本展独自の内容で様々な角度から陶芸家・小野哲平を知ることができるようになっています。
さらに、11月上旬発売予定の小野哲平作品集「TEPPEI ONO」も一足先に発売開始となるそうなので、こちらもぜひチェックしておきたいところ。
人気作家の大規模個展とあって注目度も高い本展。好きな器をじっくり選べるように、早めの来展がオススメです!
▽スペシャルトークセッション
▽先行発売

出版社:青幻舎
写真:広瀬達郎、若木信吾
企画/編集:祥見知生
判型:A4変型
総頁:160頁 並製
定価:3800円(税抜)
▽作家プロフィール
陶芸家。1958年愛媛県生まれ。
鯉江良二氏の弟子を経て常滑にて独立。
1984年よりタイ・ラオス・インドなどアジアの国々を旅する。
1998年高知の山あいに移住。
棚田が美しい高知の山あいに住み、めし碗、皿、鉢、湯のみ、日々の暮らしのなかで使われる土のうつわをつくる。
2010年現代美術家の村上隆氏のカイカイキキギャラリーにて個展、薪窯焼成の力強い器を1200点展示。
2013年「美術手帖」誌で30年ぶりの陶芸特集の表紙の器を飾った。
Edit:Tadasuke Shiomi
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