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甦った手刺繍芸術作品「New KAITAG」選りすぐりの約30点を展示

2018/03/09

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ギャラリートークも開催

2018年3月13日(火)から18日(日)まで、石川金沢の「金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB」にて、「甦った手仕事、幻想の刺繍『New KAITAG』展」が開催されます。

綿の基布に、草木染めした手紡ぎの絹糸を全面手刺繍して作られる「New KAITAG(ニュー・カイタグ)」。本展では、選りすぐりの作品約30点が展示されます。

「New KAITAG」は、19世紀中頃に途絶えたダゲスタン・カイタグ地方の「KAITAG(綿布の上に文様をシルクで部分刺繍した幻想的な布)」と呼ばれた刺繍布を現代に甦らせようと、2004年に黒海とカスピ海に挟まれた南コーカサス地域にある国・アルメニアで開始したプロジェクトにより生み出されました。

オリジナルの「KAITAG」を参考にした一点一点幻想的なデザインが特徴で、アルメニアに住む高い刺繍技術をもつ女性たちが製作。手間ひま掛けて製作した芸術性豊かな工芸作品で、例えば110cm × 75cmの長方形サイズを仕上げるには最低でも1年は掛かります。

現在のアルメニア国内の刺繍は合成繊維と化学染料を使用することが多い中、信頼できる優れたトルコの染色家が草木染めの絹糸にこだわり作品の品質を確保。また熟練職人の高度な技能が成せる複雑な刺繍は、国際的市場でも高く評価されています。

2018年3月17日(土)には「New KAITAG」プロジェクトについてのギャラリートークが行われます。ぜひ理解を深め、手仕事の素晴らしさと、デザインの豊かさを間近にご覧ください。

▽展示作品一例
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甦った手仕事、幻想の刺繍『New KAITAG』展
会期:2018年3月13日(火)~18日(日) 10:00~18:00(金・土曜日~20:00)
会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(地下1階)/石川県金沢市広坂1-2-1
 
▽ギャラリートーク
日時:2018年3月17日(土) 14:00~15:30
テーマ:『New KAITAG』プロジェクト
講師:西川純一(ロゴバ代表)
定員:30名
参加費:無料
申し込み:info@phoebe-jp.com へメール
Writing:Akiko Okawa
Edit:塩見直輔