通算5万脚生産の名作「NT」チェアの発売30周年特別展、開催中
2017/12/19
2017年12月26日(火)まで、 東京・恵比寿のアルフレックス東京にて「NT発売40周年特別展示」が開催されています。
「NT」は、川上元美氏がデザインを手掛け、1977年にarflex(アルフレックス)から発売されたダイニングチェア。
積層成形合板で作られたオーク材のフレームと、編み込まれた幅広の革テープが特徴的な1脚。シートとバックレストとして体重を支えるのは革または布製のテープのみで、緻密な計算の上に成り立つ、極めてシンプルな構造となっています。
NTは飯倉片町のイタリアンレストラン「キャンティ」を皮切りに多くのホテルやレストランに導入され、発売から40年で通算5万脚が生産されたそう。また、カウンターチェアNTC、キッズチェアNTB、軽量化したNT-SLIMなど多くのバリエーションも展開してきました。
アルフレックスにとっても、多くの家庭や施設にとっても、欠かせない1脚へと成長を続けてきたNTチェア。会期中は、1/1図面や発売当時のポスター、70年代に発行された紹介記事などをみることができます。
1/1図面
発売当時の貴重なポスター
NT
左:NT SLIM
右:NT COUNTER
右:NT COUNTER
川上 元美
1966年、東京藝術大学大学院修了後、1969年までミラノのアンジェロ・マンジャロッティ建築事務所に勤務、1971年に川上デザインルームを設立、現在に至る。プロダクト、インテリア、環境デザインなどに従事、ヒューマンなものづくり、環境づくりを心がけている。また各地の地場産業や人材育成にも従事。毎日デザイン賞、土木学会・田中賞(鶴見つばさ橋)、グッドデザイン賞金賞等受賞。東京藝術大学、多摩美術大学等の客員教授等を歴任。
1966年、東京藝術大学大学院修了後、1969年までミラノのアンジェロ・マンジャロッティ建築事務所に勤務、1971年に川上デザインルームを設立、現在に至る。プロダクト、インテリア、環境デザインなどに従事、ヒューマンなものづくり、環境づくりを心がけている。また各地の地場産業や人材育成にも従事。毎日デザイン賞、土木学会・田中賞(鶴見つばさ橋)、グッドデザイン賞金賞等受賞。東京藝術大学、多摩美術大学等の客員教授等を歴任。
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:塩見直輔
Edit:塩見直輔
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