センターテーブル112 / マルニ木工(maruni)

引っ越し先の空間づくりをする上で大切にしていたのが、和と洋が融合した和洋折衷の雰囲気でした。和に寄りすぎても、洋に寄りすぎても絶妙な感じが出ないので、自分が好きなテイストを深掘りしながら、理想的な空間づくりを研究していました。気に入った小物類を配置していくと、可愛さに寄りすぎていることに気づきました。一歩間違えると、子供っぽい雰囲気になってしまうなぁと危惧していたところに、新島襄夫妻の新島旧邸を思い出しました。和風建築工法で建てられた洋館には、アンティーク家具がセンスよく配置され、まさに文明開花の風を感じさせる素敵な内装でした。自分の理想的なインテリアには、家具選びが大事だ！と気づき、イメージにピッタリ合ったのが、このマルニ木工のテーブルでした。全体的なフォルムだけではなく、取っ手部分などの細部にまで職人技が光るような、洗練された家具。木の温かみも感じつつ、品があり、やぼったくない。明治・大正の雰囲気が好きな私にとって、これが決め手でした。

テーブルは、天板が広くて使いやすいです。料理が好きなので、沢山の皿を並べられますし、友人を招いたホームパーティのときも、4人くらいであれば十分料理を楽しめるスペースがあります。引き出しの開け閉めも滑らかです。ガッシリとした堅牢さはありますが、運動のときにテーブルを動かしたりなどの移動もしやすいため、重宝しています。

少し赤みがかかった木の色味が気に入っています。リビングは暖色を入れたかったので、こちらのテーブルを配置したことで温かみを感じられる空間になりました。ティーカップが映えるので、カフェタイムも楽しくなりました。

お手入れは、基本的には水で固く絞ったタオルで優しく拭いてから、乾拭きしています。半年を目処にオイルワックスなどを使ったメンテナンスを考えていますが、これまで経験がありません。まだまだ知識不足なので、もう少し調べてから試してみようと思っています。