L-レッグに続く新システム! 初のアルテック × ブルレック兄弟による「Kaari」シリーズ
2015/07/28
2015年9月、Artek(アルテック)とブルレック兄弟がタッグを組んだ新製品「Kaariシリーズ」が登場します。
ArtekとRonan & Erwan Bouroullec(ロナン&エルワン・ブルレック)がコラボするのは今回が初めて。「Kaari」はフィンランド語で「アーチ」という意味で、ブルレック兄弟が考案した共通のレッグシステムを使ったテーブル、デスク、壁付け棚のシリーズとなっています。
何と言っても新しいレッグシステムが最大の特徴で、シンプルな構造ゆえに半世紀以上もデザイン革新がもたらされなかったテーブルに、実用的で独創的な新製品を作り出すために開発されたそう。
垂直方向の重みを木製脚で支え、斜め方向の力を薄いスチール部品が支えるという構造は実にシンプル。アルテックの設立者の1人でその礎を築いたAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)による「L-レッグ」のように、「Kaari」で使用されているレッグシステムはテーブルや棚など天板を持つ様々な家具に応用することができます。スチールも木もアルテックがこれまで使用してきた素材ですが、今回のような組み合わせは初の試み。
ブルレック兄弟がアルテック的モダンを新しく現代に置き直した新たな名作の誕生となりそうです。今後の展開も楽しみな「Kaari」シリーズ。ぜひご注目ください。
「L-レッグ」の代表作・STOOL 60とKaari長方形テーブルの組み合わせ。
写真左:円形のテーブル。ベース部分は四つ足です。
写真右:オールブラックの長方形テーブル。天板はリノリウム材。
写真右:オールブラックの長方形テーブル。天板はリノリウム材。
写真左:ベースと天板の支え、どちらも同じシステムを使用したデスク。
写真右:壁付け棚をデスクにするアイデア。
写真右:壁付け棚をデスクにするアイデア。
写真左:壁付け棚にも同じシステムを使っています。
写真右:棚とデスクを一体にするアイデア。Kaariならではの発想です。
写真右:棚とデスクを一体にするアイデア。Kaariならではの発想です。
円形の壁付け棚。ディスプレイにもぴったり。
Kaari(カアリ)シリーズ
受注開始:2015年10月末予定
デザイナー:Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン&エルワン・ブルレック)
アイテム:長方形テーブル(2サイズ)、円形テーブル(2サイズ)、デスク、壁付け棚2種、円形壁付け棚
受注開始:2015年10月末予定
デザイナー:Ronan & Erwan Bouroullec(ロナン&エルワン・ブルレック)
アイテム:長方形テーブル(2サイズ)、円形テーブル(2サイズ)、デスク、壁付け棚2種、円形壁付け棚
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:Tadasuke Shiomi
Edit:Tadasuke Shiomi
関連記事
-
2019/07/26
-
2019/02/12
-
-
2017/10/30
-
2017/10/20
-
2017/10/06
-
2017/01/19
-
-
2016/10/02
-