自分で染色できるプラスチックの椅子「Dye It Yourself」
2015/08/12

グラデーション染めも可能な多孔質プラスチック
軽く、丈夫な「プラスチック」は椅子の素材としてメジャーなもののひとつ。造形や加工も比較的容易で、椅子に限らず大量生産品には欠かせない素材と言えます。
そんなプラスチックを使いながら、使い手が自分好みの染色を施せる「Dye It Yourself―Dyeing plastic furniture collection―」が注目を集めています。
手掛けているのはデザインファーム「TAKT PROJECT」。プロトタイプとして製作された椅子は、水性絵の具で誰でも簡単に染色することができます。使用されているのは多孔質プラスチックという、主に工業用途に使われる特殊な素材。吸水する特性を生かしてろ過装置などに利用されていますが、TAKT PROJECTはその吸水性に着目し「染色できるプラスチック」として活用しています。
「大量生産」でき、かつ「手作り」で使い手が自分らしさもプラスできる。多孔質プラスチックを使うことで、量産と使い手によるDIYを両立したプロダクトを生み出しています。
白いプラスチックの椅子は、濃淡やグラデーションも表現可能。簡単にオンリーワンのマイチェアが作れます。製品化が待たれるDye It Yourself。今後の取り組みに注目です。
写真:林 雅之
Dye It Yourself―Dyeing plastic furniture collection―
デザイン:デザインファームTAKT PROJECT
問い合わせ:03-5315-9425 / info@taktproject.com
デザイン:デザインファームTAKT PROJECT
問い合わせ:03-5315-9425 / info@taktproject.com
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:Tadasuke Shiomi
Edit:Tadasuke Shiomi
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