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椅子が投げかけるデザインの在り方「Chairs and beyond」展、SOMEWHERE TOKYOで開催中

2017/10/20

U-stool_001
U-stool 濵嶋 卓也 2013
ポストモダンから現代の最新作まで

2017年10月16日(月)から11月5日(日)まで、東京恵比寿SOMEWHERE TOKYOにて「Chairs and beyond」展が開催されています。

インテリアを切り口に、デザインの可能性を探るギャラリー・SOMEWHERE TOKYOによる企画展。暮らしの中にごく当たり前に存在する椅子をテーマにしつつも、本来椅子に求められる座り心地やしつらえの一部としての調和性ではなく、物自体の美しさや存在感がある作品が展示されます。

機能主義を掲げたモダニズムとは逆の方向を目指した「ポストモダンデザイン」の代表格・メンフィス。製材前の木材を座面にコラージュしネオプリミティズム(新原始主義)を唱えたAndrea Branzi。曲木椅子以前のトーネット社による椅子をアート作品に昇華した井上隆夫。もはや通常にイメージする椅子の姿からかけ離れたスツールを制作した濵嶋卓也や寺山紀彦。会場には一癖も二癖もある椅子たちが揃います。

デザインというと、もの本来の機能や「おしゃれ」「かわいい」と言ったようなユーザーにとって都合の良いルックスにばかり耳目が集まりますが、SOMEWHERE TOKYOが見つめる先にあるデザインは少し趣が異なるよう。

日常を支える存在であるはずの椅子が、デザインの力によって私たちの物の見方や私たち自身をも変革してしまう。そんなパラドキシカルな存在としての椅子を、ぜひじっくりご覧ください。

Domest ic Animals Andrea Branzi 1985_001

Domest ic Animals / Andrea Branzi 1985
Riviera Michele De Lucchi 1981_001
Riviera / Michele De Lucchi 1981
First Michele De Lucchi_001
First / Michele De Lucchi 1983
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Re-Birth#5 井上隆夫 2017
Pyrite stool bended a moon_001
Pyrite stool / bended a moon 寺山紀彦 2017
Chairs and beyond
会期:2017年10月16日(月)~11月5日(日) 13:00~19:00
会場:SOMEWHERE TOKYO
入場料:無料
展示作品:Andrea Branzi / Alessandro mendini / Michele de lucchi / Maurizzio Peregalli / 内田繁 / 井上隆夫 / 板坂諭 / 寺山紀彦 / 濵嶋卓也
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:Tadasuke Shiomi

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