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戦後日本が夢見た暮らしとは?「モダンリビングへの夢ー産業工芸試験所の活動から」展、開催中

2017/07/13

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作者:スティグ・リンドベリ
製造会社:グスタフベリ製陶所
制作年:1954年備品登録

2017年8月13日(日)まで、東京都小平市の「武蔵野美術大学」にて「モダンリビングへの夢ー産業工芸試験所の活動から」が開催されています。

1950年代から60年代にかけて、産業工芸試験所が集めた参考品や試作品150点を紹介する企画展。

50~60年代といえば、日本が戦後復興から高度経済成長へと向かっていた時期です。産業工芸試験所は国内産業と輸出産業の振興をはかるため、工芸やデザインの研究を行っていた国の機関。当時収集された品々を見ると、当時の日本がどのような生活スタイルを「モダンデザイン」として目指していたのかがわかります。貴重な試作品のほか、参考品として集められたStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)のお皿や、Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)のボウルなど北欧デザインの名品も登場します。

世界のデザインを吸収し、日本古来の工芸と融合しながらどのような日本のデザインを思い描いていたのか。日本のモダンデザインの流れを紐解く貴重な機会となりそうです。

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スモーキングセット
作者:産業工芸試験所
制作年:1958年備品登録

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金箔置きキャンディーボックス
作者:産業工芸試験所
制作年:1960年備品登録

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ティーポット
作者:産業工芸試験所
試作:昭和製陶
制作年:1965年備品登録

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ティーポット
作者:イーディス・ヒース
製造会社:ヒース・セラミックス
制作年:1955年備品登録

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ボウル
作者:アルヴァ・アアルト
製造会社:イッタラ
制作年:1959年備品登録
モダンリビングへの夢ー産業工芸試験所の活動から
会期:2017年5月22日(月)~8月13日(日) 10:00~18:00
   ※日曜祝日休館(6月11日、7月17日、8月13日は特別会館)
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室2/東京都小平市小川町1-736
入場料:無料
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:塩見直輔

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