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平形めし茶碗50種とうつわ60種が集結! 森正洋デザインの器展、開催中

2018/02/07

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東京店では2年振りの開催

2018年2月13日(火)まで、東京の「D&DEPARTMENT TOKYO」にて、「 森正洋のうつわと平型めし茶碗 (佐賀県)」が開催されています。

本会場では2年振りの開催となる陶磁器デザイナー・森正洋氏のうつわ展。彼が生み出した「平型めし茶碗」50種と、1960年に第1回グッドデザイン賞、77年にロングライフ賞を受賞した「G型しょうゆ差し」をはじめとした森氏の器60種が展示・販売されます。

森氏は佐賀県に生まれ、長崎県波佐見にある陶磁器メーカー・白山陶器で活躍しました。時代や生活の変化に対応した製品を生涯つくり続け、多くのロングライフ商品を残しています。

「平形めし茶碗」は生活の変化に着目し続けた中から生まれた製品のひとつ。従来の茶碗とは異なり、大ぶりで浅いのが特徴です。使用目的を限定せず、使い方で使う人の個性を活かしたいという森氏の想いが形になったもので、1992年の発売から蓄積された釉薬のデータを基につくられていった絵柄は、現在300種類以上にものぼります。

「ねじり梅」「錆千筋」「染付地紋」「マルティーブルー」「うず潮」など、1960年代に誕生し、今でも生産し続けている食器シリーズも森氏のデザイン。展示を見る中で、実家で何気なく使っていた器が森氏のデザインしたものだったと気づくこともありそうです。

世の中に何が必要なのかを常に考えながら、食卓に並ぶ器をつくり続けた森氏の思想と、それを形にした産地の技術を、間近にご覧ください。

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広く長く愛されている「平型めし茶碗」。径が大きく、浅さが特徴です。

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深さのある茶碗は冷めにくいですが、暖房の発達した現代では料理が冷める心配がないことから、今までにない形の茶碗が考案されました。

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ご飯だけではなく、おかずやフルーツなども盛れる用途の広い器です。

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長年、蓄積された釉薬のデータを元につくられた色柄は300種類以上。

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茶碗裏には森氏の頭文字である「も」印が。
森正洋のうつわと平型めし茶碗 (佐賀県)
会期:2018年1月5日(金)~2月13日(火) 12:00~20:00(最終日~17:00)
会場:D&DEPARTMENT TOKYO
詳細:http://www.d-department.com/jp/archives/shops/52389
Writing:Akiko Okawa
Edit:塩見直輔

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