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ポスター作家・サヴィニャックの過去最大規模の個展、三重に巡回中

2018/08/27

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大型ポスターや資料、遺品など200点以上展示

2018年9月2日(日)まで、三重県津市の「三重県立美術館」 にて、「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」が開催されています。

フランスを代表するポスター作家・Raymond Savignac(レイモン・サヴィニャック)の作品を紹介する過去最大規模の回顧展です。

彼が41歳だった1949年、画家のベルナール・ヴィルモとの二人展で発表したポスター原画「牛乳石鹸モンサヴォン」が同社オーナーの目にとまり、広告に正式採用。これを機に1950~60年代にかけて、ビック、シトロエン、ダンロップ、ミシュラン、ティファール、プチ・バトーといった大企業の広告を数多く手がけ、代表作を次々に生み出しました。

会場では、実際に街を飾った大型ポスターや原画をはじめ、当時のパリの景観写真や資料、遺品など200点以上を展示。「ポスターの魔術師サヴィニャックが誕生するまで」と「10の項目から見つめる サヴィニャックのポスター」の2部構成で、サヴィニャックの人物と作品の魅力に迫ります。

「10の項目から見つめる サヴィニャックのポスター」では作品を年代順ではなく、「動物」や「子ども」などのモチーフや「指さすヒト」といった表現方法、「ビック」「自動車」といった製品などの項目に分けて紹介。彼の表現の秘密をより理解しやすいよう工夫されています。

シンプルな造形とあざやかな色彩が魅力のサヴィニャックのポスター。展示を見れば、かわいらしい表現だけでなく、広告する製品の魅力を強くアピールするための最良のモチーフや構成が、選び抜かれてデザインされていることが分かるはずです。

会期中は、美術館に併設されたレストラン「ミュゼ・ボンヴィヴァン」が、サヴィニャックの作品にインスパイアされたフランス料理のミニコースをスペシャルランチとして提供。展示と合わせてご堪能ください。

サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法
会期:2018年6月30日(土)~9月2日(日) 9:30~17:00(入館~16:30)
※毎週月曜日休館
会場:三重県立美術館/三重県津市大谷町11番地
観覧料:一般1000(800)円 / 学生800(600)円 / 高校生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金
Writing:大川晶子
Edit:塩見直輔

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