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コルビュジエとジャンヌレが共同設計した名品家具と現代アート「gesture, form, technique IV」

2017/06/08

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Pierre Jeanneret
6 hole bookcase
PJ-R-27-A,ca.1957-58.
プルーヴェら50年代フランスの名品も

2017年5月20日(土)から6月24日(土)まで、東京東神田の現代美術ギャラリー「TARO NASU」にて「gesture, form, technique IV」が開催されています。

「モダニズムデザインとアートの交点を探る」をテーマに開催されているシリーズ展の第4回目。Le Corbusier(ル・コルビュジエ)とPierre Jeanneret(ピエール・ジャンヌレ)が、インド・チャンディーガルの都市計画を手がけた際に設計した家具類が展示されます。

裁判所や行政庁舎といった都市の中枢機構のためにデザインした椅子、テーブル、ソファなどのほか、2人と関係の深いJean Prouvé(ジャン・プルーヴェ)、Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)、Serge Mouille(セルジュ・ムイユ)らによる50年代フランスの名品も紹介。

20世紀半ばに活躍したコルビュジエとジャンヌレの仕事はその後ひとつの指針となり、ミニマリズム彫刻のDonald Clarence(ドナルド・ジャッド)や「生活の芸術化」を目指して建築家具を手がけたLiam Gillick (リアム・ギリック)、住居や工場の環境から作品を構想した田島美加などがその影響を受けた活動を展開してきました。

本展ではコルビジュエとジャンヌレのデザインとあわせて現代アート作家の作品も展示することで、改めて2人の仕事を現代的な問題へと置き換え提示しています。

アートとデザインの関わりという答えの無い問いに正面から取り組む企画展。ぜひご来場ください。

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Pierre Jeanneret
Easy armchair
PJ-SI-29-A,ca.1955-56.

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左:Jean Prouvé
Compass table
ca.1953
右:Jean Prouvé
Standard chair
ca.1950

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Jean Prouvé with Charlotte Perriand
Antony bed
ca.1954
 
Courtesy of GALLERY-SIGN, TARO NASU
gesture, form, technique IV
会期:2017年5月20日(土)~6月24日(土) 10:00~18:00
   ※日月祝は休み
会場:TARO NASU/東京都千代田区東神田1-2-11
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:塩見直輔

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