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約300点を展示!「フィンランド・デザインの良心」カイ・フランクの国際巡回展、開催中

2019/10/31

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《1500(KF500) クレムリン・ベル》カラフェ 1957-68(1956)年 / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin
展示室の一部は熊野亘氏の空間デザイン

2019年12月25日(水)まで、神奈川葉山町の「神奈川県立近代美術館 葉山」にて、「日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年 カイ・フランク」が開催されています。

「フィンランド・デザインの良心」と呼ばれ、20世紀のデザインに大きな影響を与えたデザイナー・Kaj Franck(カイ・フランク)の国際巡回展。本展は、日本の美術館での初個展です。

本展では幾何学的造形に着目し、世界中で今も愛されるロングセラープロダクトから、アート・ピースと呼ばれる技巧を尽くしたガラス作品まで約300点を展示。

フィンランド唯一の公立ガラス研究機関であるフィンランド・ガラス博物館の所蔵品と、カイ・フランク本人から直接入手したプロダクトを多く収蔵するタウノ&リーサ・タルナ・コレクションから構成されています。

併せて、幼少期から日本に特別な関心を持っていたカイ・フランクが1950年代に来日した際に撮影した日本の風景や市井の人々の写真も紹介。プロダクトと日本に注いだ眼差しから偉大なデザイナーの足跡をたどります。

デザイナーの熊野亘氏が手がける展示空間も本展の見どころです。熊野氏はフィンランドのアアルト大学で学び、東京でイギリス人デザイナーのJasper Morrison(ジャスパー・モリソン)氏のアシスタントデザイナーを務めた後、独立。自然光あふれる展示室で二人のデザイナーの共演をお楽しみください。

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ソルト・シェイカー / 1959年 / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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《KF1》 オードブル皿 / 1957-62年 /タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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〈ピトポイタ(イージー・デイ)〉 プレート / 1978年-90年代初め(1977年) / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin
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《IS》 蓋付瓶 / 1949-75年 / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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《2744》 タンブラー / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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《1337》 ボウル・セット / 1955-61年 / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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《2190》 調味料入れセット&チーク製トレイ / 1953-63年 / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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〈ポカーリ(トロフィー)〉 ゴブレット / 1970年代 / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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プレート / 1960年代半ば / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Rauno Träskelin

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《エッグ》 オブジェ / 1970年代(1955年デザイン) / タウノ&リーサ・タルナ・コレクション / Photo:(c)Satoshi Nagare
日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年 カイ・フランク
会期:2019年9月21日(土)~12月25日(水) 9:30~17:00(入館~16:30)
   ※月曜休館(2019年11月4日は開館)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室2・3/神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
拝観料:一般1200円 / 20歳未満・学生1050円 / 65歳以上600円 / 高校生100円
    ※2019年11月3日(日・祝日)は無料開館
Writing:Akiko Okawa
Edit:塩見直輔

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