インゲヤード・ローマン展が日本で初本格開催! 北欧を代表する陶芸家の作品約180点を展示
2018/10/19

Photo:Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
2018年9月14日(金)から12月9日(日)まで、 東京・千代田の「東京国立近代美術館工芸館」にて「日本・スウェーデン外交関係樹立150周年 インゲヤード・ローマン展」が開催されています。
インゲヤード・ローマン(1943-)はスウェーデン・ストックホルム生まれの世界的デザイナーで陶芸家。自身の手による作品のほか、ガラスメーカー・Skruf(スクルフ)やOrrefors(オレフォス)、IKEA(イケア)など多くの企業と協業しており、幅広い活動を展開しています。
本展は日本で初めてローマンを本格的に紹介する展覧会で、ローマン自身が選んだ代表作を中心に約180点が出品されます。2016年にスウェーデン国立美術館で開催された展覧会をベースにしながら、2017年までの最新作も新たに追加。さらに日本での「2016/」プロジェクト、木村硝子店とのコミッションワークも紹介しています。
展示デザインはストックホルムの建築設計事務所「CRK」が手がけるほか、会場である工芸館の特徴である「展示和室」を生かした日本だけの展示も登場。
日常使いのガラス器や陶磁器を主に手がけるローマンの作品はどれもシンプルなものばかりです。そのシンプルの中に凛とした美しさと使用者としての視点を備え、それが広く愛される秘密でもあります。
「使われてはじめてデザインの価値が生まれる」という理念のもとに制作を行っており、なかには発表以後もローマン自身が使い続けてデザイン修正を重ねているものもあるそう。
本展では作家自身が選んだ代表作を通し、彼女の豊かな思考に触れることができるはず。2018年10月27日(土)にはローマン氏自身が来日して行われる講演会も予定されています。北欧好き、器好きだけでなく、デザインに興味がある全ての人にチェックしてもらいたい展示会です。この機会をどうぞお見逃しなくご来場ください。
Photo:Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
右:《コニャック・バルーン・グラス》 1996年 スクルフ
Photo:Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
Photo:Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
(c)Inter IKEA Systems B.V.
右:《VIKTIGT/ヴィークティグト皿》 2016年 イケア
(c)Inter IKEA Systems B.V.
Photo:Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
Photo:Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
Photo:Anna Danielsson/Nationalmuseum Stockholm
(c)Inter IKEA Systems B.V.
会期:~2018年12月9日(日) 10:00~17:00
※月曜休館
会場:東京国立近代美術館工芸館/東京都千代田区北の丸公園1-1
観覧料:一般600円、大学生400円、高校生以下無料
※2018年11月3日(土)は無料観覧日
イベント:
▽インゲヤード・ローマン氏 講演会
日時:2018年10月27日(土) 14:00から
▽タッチ&トーク
工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム、ローマン作品を実際に触りながら鑑賞できる「さわってみようコーナー」と会場トークの2部構成
日時:会期中の水曜・土曜 14:00~15:00
申込み:不要
参加費:無料(要当日観覧券)
Edit:塩見直輔
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