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人間国宝・芹沢銈介の生誕120年記念展、開催中

2015/09/16

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芹沢作品の理解を深める蒐集品も併せて展示

2015年9月1日(火)から11月23日(月・祝)まで、東京・駒場にある日本民藝館で、「生誕120年記念 芹沢銈介展」が開催されています。

今年生誕120年を迎えた、染色家で人間国宝の芹沢銈介(1895~1984年)は、静岡県静岡市の呉服太物卸商の家に生まれました。

日本民藝館の創設者で、民芸運動の中心人物でもある柳宗悦と、沖縄紅型の風呂敷との出会いをきっかけに染色家を志し、後に独自の染色技法である「型絵染」を確立した芹沢。鮮やかな色と独創的な模様が特徴の彼の作品は、着物や暖簾、屏風などに仕立てられ、暮らしに彩りを添えます。

本展では、芹沢の初期から晩年までの作品と、静岡市立芹沢銈介美術館所蔵の芹沢の蒐集品が併せて展示されます。芹沢が自ら「もうひとつの創造」と呼んだ蒐集品。その質は、柳や陶芸家・濱田庄司からも高く評価されています。

また、本展に併せて、静岡市立芹沢銈介美術館学芸員・白鳥誠一郎氏の記念講演会と、日本民藝館の西館(旧柳宗悦邸)で、芹沢銈介作の小襖が特別公開されます。小襖の特別公開は西館公開日のみ見学可能なので、日にちをご確認の上、足をお運びください。

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左:沖縄笠団扇文部屋着 麻、型染 1960年 丈132㎝
右:伊曽保物語屏風(部分) 4曲1隻 紬、型染 1932年

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絵本どんきほうて(部分) 和紙、合羽刷り手彩色 1936年

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左:竹に小梅文飾り布(部分) 木綿、型染 1953年
右:松皮菱に模様入丸文散らし着物(部分) 綸子、型染 1942年頃

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知恩院御影堂荘厳布下絵 1974年頃 横77.9㎝
生誕120年記念 芹沢銈介展
会期:2015年9月1日(火)から11月23日(月・祝) 10:00~17:00(入館は16:00まで) ※月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
会場:日本民藝館
   東京都目黒区駒場4-3-33
入館料:一般 1100円 大高生 600円 中小生 200円
  
芹沢銈介の小襖特別公開
公開日:2015年9月9日(水)、12日(土)、16日(水)、19日(土)、10月10日(土)、14日(水)、17日(土)、21日(水)、11月11日(水)、14日(土)、18日(水)、21日(土)
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
 
記念講演会 芹沢銈介の魅力
日時:2015年10月17日(土) 18:00~19:30
講師:白鳥誠一郎(静岡市立芹沢銈介美術館学芸員)
料金:300円(別途入館料が必要)
定員:100名(要予約)
申し込み先:日本民藝館/03-3467-4527(10:00~17:00)
Writing:Akiko Okawa
Edit:Tadasuke Shiomi

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