MARUNI COLLECTION 2014 EXHIBITION レポート Vol.3「深澤直人とジャスパー・モリソンが語る」
2014/06/30
MARUNI COLLECTION 2014 東京展ではレセプションが開催され、2人のデザイナー、深澤直人氏、ジャスパー・モリソン氏が登場。新作について自らの言葉で紹介しました。レポートの締めくくりとして、ミラノサローネ国際家具見本市での感触や、マルニ木工との信頼関係なども語られたレセプションでのお二人の言葉をお届けします!
深澤直人:日本の家具メーカーがミラノで単独で場所を確保し評判を得ていくということはこれまで全くなかったんです。
僕とジャスパーが関わっていることも一つの要素ではあるんだけども、それよりも、ブースに来た多くの人が囁いているのは「つくられた家具の出来栄え」です。
クオリティーの高さに世界が驚いている。とても評判になっているという嬉しい4月でした。
深澤直人:今年はソファをやろうということで、ジャスパーはBruno(ブルーノ)というソファを発表しました。私の方は、ここにあるRoundish(ラウンディッシュ)という、前あったイスのソファを今年メインで発表しました。
マルニ木工は「最高の木工技術を持っている会社」と言われているんですけども、最高の柔らかさを作るクッション材のブレンドの力、縫製の力も非常に高いということを証明して、注目を浴びたというのが今回の新作です。
ジャスパー・モリソン:コンセプトとしては、フレームとクッションを別々にしたものを作ろうと。
座面のクッションの下はすごくシンプルな構造になっていて、通気やクッション性を考えてLightwoodのシートに使っているメッシュシートを使いました。
最近ソファがファッショナブルなものとして、ボリュームのあるものが多くなってきています。そこで、今回のような木のフレームとクッションを別にしたシンプルなものに戻るということが、逆にフレッシュに見えるいい時期なのではないかと思っています。
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