MARUNI COLLECTION 2013 EXIBITION レポート Vol.2「Botan / ASIAN BENCH / MALTA 新シリーズと新たな試み」
2013/05/31
Vol.2 Botan / ASIAN BENCH / MALTA 新シリーズと新たな試み
Vol.3 レセプションレポート
MARUNI COLLECTION 2013では、3つの新シリーズも登場しました。Botan、ASIAN BENCH、MALTAと名付けられた新しい顔ぶれをレポートします。
2人のデザイナーが掲げた新作テーマは…”ベンチ”
2012年のミラノサローネ終了後から始まったという検討会で、深澤直人、ジャスパー・モリソン両氏が設定した新作のテーマは「ベンチ」。
ジャスパー・モリソン氏が手掛けたのは、アウトドアでも楽しめるベンチ。「Botan」(ボタン)と名付けられています。
材はシダーとパイン、サイズはW1220とW2100をラインナップ(写真上と写真下左がシダーW2100、写真中と写真下右がパインW1220)。
Botanのデザインは、実は数年前から存在したそう。ジャスパー・モリソン氏のオフィスで、スタッフたちがランチを食べるために自ら木を切り出して作ったものが、その原型。自ら使い、座り心地の良さを確信したデザインをそのままMARUNIに提供し生まれたのがBotanなのだそうです。
シンプルなデザインだからこそ素材にこだわりました。厚みは約4cm、幅は18cmの一枚板を使用しています。美しい光沢があり、綿密で端正な表情に仕上がるシダー材。環境や使う人に配慮し、50年もの間使用できる高い耐久性のあるアセチル化木材(パイン材)を使用しています。(マルニ木工)
一方、深澤直人氏によるテーマ「ベンチ」に対する答えが「ASIAN BENCH」(アジアンベンチ)。東南アジアを訪問した際に生まれたものとのことで、平らであるべきところは完璧な平らに、直角であるべきところは正しく角をもち、妥協のない仕上りとなっています。
ベンチとスツール。写真のベンチはW1650で、さらに大きいW2400サイズもラインナップ。
スツールは、W300×D200×H440とコンパクトなサイズ。座るだけでなく、花を飾る台としてなど、様々な用途が考えられます。
部材同士の面の段差幅も、深澤直人氏がミリ単位でデザイン。
面を揃えるべき部分は完璧に平らに。
合わせる椅子を選ばないダイニングテーブル
そしてもう1つ、MARUNI COLLECTIONのみならず、MARUNIが誇る椅子のラインナップすべてに合うようにとデザインされたダイニングテーブル「MALTA」(マルタ)も発表されました。
デザインは、深澤直人氏。曰く、「脚に丸太を使用しているからマルタ」というのがその名の由来。
W2400のMALTA。幅は1800mmから2400mmまで100mm単位で選択可能で、奥行きも900mmと1050mmの2種類をラインナップ。
無垢材ならではの豊かな質感。丁寧な磨きにより天板の表面はもちろん裏面まで非常になめらかな手触り。
Vol.2 MALTA / ASIAN BENCH / Botan 新シリーズと新たな試み
Vol.3 レセプションレポート
→マルニ木工の家具を見る
→深澤直人デザインの家具を見る
→Jasper Morrison(ジャスパー・モリソン)デザインの家具を見る
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