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ブラジル世界遺産を作った建築家「オスカー・ニーマイヤー」日本初の大回顧展

2015/08/16

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2015年7月18日(土)から2015年10月12日(月)までの約3カ月間 、東京江東の「東京都現代美術館」にて「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」が開催されています。

本展はブラジル・モダニズム建築の父と言われるOscar Niemeyer(オスカー・ニーマイヤー/1907-2012)の国内初の大回顧展。2016年のリオデジャネイロ・オリンピック開催と日本とブラジルの外交樹立120周年を記念しての開催となっています。

有機的でダイナミックな曲線を生かしたデザインを得意とするニーマイヤーはブラジル国内で主要な公共建築の設計を手掛け、104歳で亡くなる直前まで活動を続けていました。最も大きな仕事は1950年代にブラジルの国家プロジェクトとして行われた首都ブラジリアの都市設計とその主要な建物の設計です。

国民会議議事堂や大聖堂だけでなく都市を丸ごと創造したニーマイヤーの功績は計り知れず、晩年には建築界のアカデミー賞と言われるプリツカー賞をはじめ数々の賞を受賞しました。

本展では、様々なサイズの模型で代表的なニーマイヤー建築を見られるほか、ニーマイヤー生前の映像資料や一大プロジェクトだった首都ブラジリア建設に関わるドキュメントも豊富に展示されています。

また、ニーマイヤーは家具もデザインしており、その中には日本の天童木工のプロダクトも。天童木工に残るその実物も本展では展示されています。

会場デザインを手がけるのは、ニーマイヤーに大きな影響を受けたというSANNA。ブラジルの気候と風土に合わせてデザインされているニーマイヤー建築の魅力を引き出すため、ブラジルの光をイメージした白を基調に有機的な曲線を取り入れた構成となっています。

海を越え、日本を含む世界中の多くの後進たちに影響を与えたニーマイヤーの作品群。リオデジャネイロ・オリンピックを前に、ぜひニーマイヤーの仕事をご覧ください。

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オスカー・ニーマイヤー《Rocking Chair》プライベートコレクション(天童木工)
天童木工が製作したロッキングチェア。ニーマイヤーらしい曲線を生かした造形です。

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オスカー・ニーマイヤー《ニテロイ現代美術館》Photo: Leonardo Finotti

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オスカー・ニーマイヤー《ニテロイ現代美術館》Photo:Takashi Homma 2002年

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オスカー・ニーマイヤー《ブラジリア大聖堂》 Photo: Leonardo Finotti

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オスカー・ニーマイヤー《サン・フランシスコ・デ・アシス教会》Photo: Leonardo Finotti

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オスカー・ニーマイヤー《カノアスの邸宅》 Photo:Takashi Homma 2002年

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オスカー・ニーマイヤー《コンスタンティーヌ大学》Photo: Leonardo Finotti

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オスカー・ニーマイヤー《イビラプエラ公園 講堂内部》Photo: Leonardo Finotti
オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男
会期:2015年7月18日(土)~2015年10月12日(月) 10:00~18:00
   ※7~9月の金曜日は21:00まで
   ※入場は閉館の30分前まで
   ※月曜、7/21、9/24休館(7/20、9/21、10/12は開館)
会場:東京都現代美術館 企画展示室地下2階
   東京都江東区三好4-1-1
観覧料:一般1100円、大学生専門学生65歳以上800円、中高生600円、小学生以下無料
会場構成:SANNA
模型企画・制作:野口直人建築設計事務所

▽関連イベント

SANNAトークイベント「SANNAが語るニーマイヤーの魅力」
 日時:2015年8月22日(土)15:00~
 スピーカー:SANNA事務所 妹島和世氏・西澤立衛氏(本展会場構成担当)
       長谷川祐子氏(東京都現代美術館チーフキュレーター)
 
東京都現代美術館 チーフキュレーター 長谷川祐子によるギャラリー・ツアー
 日時:2015年8月29日(土)15:00
    2015年9月27日(日)16:00
 場所:企画展示室地下2階
ニーマイヤー年表
1907年:12月15日リオデジャネイロで生まれる。
1934年:リオデジャネイロ国立芸術大学建築部を卒業。
1935年:ルシオ・コスタの設計事務所に勤務。
1936年:ルシオ・コスタ、カルロス・レアオン、アフォンソ・エドウアルド・ヘイジ、ジョルジェ・モレイラ、エルナニ・ヴァスコンセロス等で構成する教育保健省計画の設計チームに参加する。
ここで初めて、教育保健省および大学都市設計顧問、建築家ル・コルビュジエと出会う。
1937年: ベルソ設計(リオデジャネイロ)、初めて実現した建築。
1938年: ルシオ・コスタの招待でニューヨーク万博ブラジルパビリオンの設計チームに加わる。
1939年: ベロオリゾンテ市クビチェック市長の招待でパンプーリャ コンプレックスの設計を請負う。
1945年: ブラジル共産党に入党。
1947年: 国連本部設計の開発を担った建築家国際委員会の委員となる。
1952年: カノアスの邸宅(リオデジャネイロ)、自身の家として設計。
1954年: イビラプエラ公園設計。
1956年: ジュセリーノ・クビチェック大統領からブラジルの新首都の設計を依頼され、
新首都計画コンペを編成し審査委員会員としても参加。
1957-1958年:新首都ブラジリアのアルヴォラアダ宮殿、議会議事堂、プラナウト宮殿、最高裁等を設計。
1967年: パリへ移住。フランスでの建築活動の許可を得る。
1969年: コンスタンティーヌ大学(アルジェリア)。
1988年: シカゴでプリツカー賞を受賞。
1991年: ニテロイ現代美術館 (ニテロイ市、リオデジャネイロ州)。
1996年: ベネチアビエンナーレで金獅子賞を受賞、第6国際建築展示会。
1999年: イビラプエラ公園講堂(サンパウロ) ブラジリア文化センター。
2002年: オスカー・ニーマイヤー美術館(クリチバ市パラナー州)
     2段階の設計 (1967年および2001年)。
2004年: 2004年度の高松宮殿下記念世界文化賞建築部門受賞。
2012年: リオデジャネイロで12月5日104歳にて死去。
Writing:Ruiko Eguchi
Edit:Tadasuke Shiomi

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