MARUNI COLLECTION 2013 EXIBITION レポート Vol.3「レセプションレポート」
2013/05/31
Vol.2 Botan / ASIAN BENCH / MALTA 新シリーズと新たな試み
Vol.3 レセプションレポート
MARUNI COLLECTION 2013 東京展では、レセプションに2人のデザイナー深澤直人氏、ジャスパー・モリソン氏が登場し、自らの言葉でMARUNI COLLECTION 2013を紹介。MARUNIとの深い信頼関係を感じさせるその言葉とともに、レセプションの様子をお届けします。

レセプションは東京ショールーム地下のスペースにて。

MARUNI COLLECTION 2013について話す深澤直人氏とジャスパー・モリソン氏。
- マルニ木工と
深澤直人:
6年前にマルニ木工を訪ねまして、その時はとても伝統的な家具が工場を流れていたのですが、すごくキレイにカットされたものが塗装ブースで塗られてしまっていまして。「こんなきれいな形ができているのに塗装するのはもったいない」と話したのが、マルニさんとの最初でした。
その後、正式に一緒に組んで仕事をしましょう、となってまだ6年なのですが、大変な中で急成長し世界でも評判になるようなブランドになったという経緯があります。今年はミラノ(サローネ)に単独出展し、これは実感としてなかなかお伝えしづらいですが、かなり大変なこと。そこでも評判を得ることができ、良いパートナーと仕事できることを大変喜んでいます。
― 新作について(深澤直人)
深澤直人:
ジャスパーと「今年はベンチをやろう」と話して、二人それぞれでベンチを作りました。僕は折りたたみの椅子やダイニングテーブルを出しています。あとは、色や素材違いのチェアを作っていますので見ていただければと思います。

深澤直人氏から紹介された「素材違いのチェア」の1つ。HIROSHIMAアームチェアにウォールナット木本来の色を生かしたクリア塗装が加わりました。(Photo:Yoneo Kawabe)
深澤直人:
木工技術がすごいので、世界でも「どうやったら作れるんだ」と評判になっていて。見た目普通ですが、簡単にできない技術で仕上がっています。僕らもすごく幸せに仕事させてもらっています。
― 新作について(ジャスパー・モリソン)
ジャスパー・モリソン:
すみません。今期はあまり努力の成果をお見せすることができませんでした。。。アームチェアはチェアの前脚を肘として付けただけですし、ベンチは5年前にオフィスのテラス用に作ったものを、そのままマルニさんにご提供しただけなので。。。(冗談)


ジャスパー・モリソンデザインのLightwoodシリーズ。写真上のアームレスチェアの「前脚を肘として付けただけ」なのが写真下のアームチェア…と語っていますが、もちろん冗談。当然、ベンチについても。ジョーク100%のコメントに、現代を代表する2人のデザイナーを前に多少緊張気味だった会場も和やかな空気に。(Photo:Yoneo Kawabe)
会場を彩るその他のMARUNI COLLECTION
会場では、ここまでにレポートした新作の他、MARUNI COLLECTIONがラインナップする最新コレクションの数々を展示。最後に、絵になるコーディネート事例として編集部がピックアップしたものをレポートして締めくくります。

HIROSHIMAのスリーシーターソファとシングルシートソファ、サイドテーブルの組み合わせ。

TRADITIONALシリーズのツーシーターソファ、Clubシリーズのサイドテーブル。手前はClubシリーズのアームチェア。いずれも2012年の登場。

こちらは2011年登場のRoundishチェア。合わせているのはHIROSHIMAのサイドテーブル。
なお、今回のレポートに登場した新作(HIROSHIMAフォールディングチェア / Lightwoodアームチェア / Botan / ASIAN BENCH)が購入可能になるのは2013年夏以降。最新情報が入り次第、随時お届けします。
Vol.2 Botan / ASIAN BENCH / MALTA 新シリーズと新たな試み
Vol.3 レセプションレポート
→マルニ木工の家具を見る
→深澤直人デザインの家具を見る
→Jasper Morrison(ジャスパー・モリソン)デザインの家具を見る
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