日本初公開の復刻作品に座って試せる、「新しい復刻のかたち」展、開催
2013/05/07
椅子張り専門工房が手掛ける復刻作品
2013年6月20日(木)から、東京都新宿区のリビングデザインセンターOZONEを会場に「新しい復刻のかたち」展が開催されます。
本展では、椅子張り工房・ブラザー・ペターセンが手掛けた復刻作品を日本初公開。ブラザー・ペターセンは、一流家具メーカーの椅子張り専門の工房として実績を積んできた実力派の工房。有名作品の開発に携わり「張り」を通じてその製品化を支えてきた経験を活かし、名作の見事な復刻を成し遂げています。
展示の全作品、座れます
今回紹介される作品は、会場ですべて実際に座ることができるそう。椅子の座り心地を知り尽くした工房による「張り」を自らの体で味わえます。家具好きにはたまらない展示ですね。
新しい復刻のかたち~ブラザーペターセンの新たなる挑戦~
会期:2013年6月20日(木)~7月2日(火)10:30~19:00
会場:リビングデザインセンターOZONE 7F リビングデザインギャラリー
東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
※水曜日(祝日を除く)休館
入場料:無料
主催:デニッシュインテリアス株式会社
共催:リビングデザインセンターOZONE、ノルディックフォルム
お問い合わせ:リビングデザインセンターOZONE 03-5322-6500
展示デザイナー:
Nanna Ditzel(ナンナ・ディッツェル) 1923-2005
デンマークで最も有名な女性デザイナーの一人。
1946年に夫のヨーン・ディッツェルと共に家具デザインを始め、挑戦的かつ実験的な作品を数多く生み出した。
Ib Kofod Larsen(イプ・コフォード・ラーセン) 1921-2003
ハンス・J・ウェグナーやボーエ・モーエンセンらと同時代に活躍したデザイナー。
多くの傑作を生み出し、価値が広く知られるようになった今日、ファンの間で作品が高値で取引されている。
Vilhelm Lauritzen(ヴィルヘルム・ラウリッツェン) 1894-1984
コペンハーゲン空港、レディオハウスなどで数々の賞を受賞した建築家。
家具や照明デザイナーとしても多くの作品を手掛ける。
若き日のフィン・ユールはヴィルヘルム・ラウリッツェンの事務所に勤めていた。
展示作品:
ODA Chair(オダチェア)
1956年にデザインされ「Nursing Chair」と呼ばれていた作品(肘掛けが授乳に適していたため)の復刻。
図面が既に失われていたためNanna Ditzel design studioに保管されていたビンテージにより復刻。
復刻の際、織田憲嗣氏の資料が重要な役割を果たしたことから、ナンナ・ディッツェルの娘により「Oda chair」と命名された。
The Seal(ザ・シール)
1956年にデザイン、ハイバック、ローバックのアームチェア、二人掛けの3種類がある。
当時不調だったスウェーデンの家具産業をデンマークデザインの力で復興させようと作られた作品群。
Penguin chair(ペンギンチェア)
1956年にデザイン。
背もたれのフォルムから「Penguin Chair」と呼ばれる。
The Radio house sofa(ザ・レディオハウスソファ)
1936年にコペンハーゲンのレディオハウスのためにデザイン。
当時の内装を復元するため、復刻。
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